首のしわをとる方法をまず調べる

「嗚呼、首のしわをとる方法」え、なんだろう…。「何と言われても、店員だろ」とりあえず、これ!「之は?」どっかの本屋で買ってきた、よく知らん人の本。

「おい!はぁ…プロの店員だろう、貴様は。もう少し自覚というものを…」あー聴こえません。とにかく、首のしわをとる方法は書いてあるよ!

「ふむ。で、どうすれば?」えっと…。「ちょ、読んですらねぇとか、論外?」うぅ…あんたの問題が難しすぎ、また怒るわよ?

「じゃ此方も出て行こ…、なぜ抱きつく…?」それだけは止めて!私、貴女無しじゃ困るんだから。

「家事諸々、全般担当だからなぁ。ちょっとは自炊すれば?」無理無理。料理下手くそ、洗濯機も回せません。それに、香子が作る料理が、一番美味しく好き。

「ちょ…いきなり!ま、安心なさい。恋人でいる限り、一蓮托生。簡単には消えねぇ」」首のしわをとる方法、知らんでも大丈夫?

「困る事はねぇ…」そっか、じゃ、調べなくても。「いや仕事だから。まー…首のしわをとる方法は、マッサージとか美容関連で誤魔化す」